【考察】PT Junkにおけるカードの取捨選択【ハンデス編】
2010年11月13日 TCG全般 コメント (9)☢Caution!!☢
これから書くことは実戦に基づいた部分もありますが、けっこう試せてない部分も多いんで鵜呑みにしてしまうのはお勧めしません。
むしろ実体験のある人のコメや、単純に突っこみ絶賛歓迎です。
では始まるよ!
クリーチャーの緑、除去の白、そしてハンデス等各種嫌がらせの黒で構成されるGWBカラーのこのデッキ。
実に様々なカードたちが採用候補となります。
その中で黒を使う理由とも言える手札破壊の選択について。
サンプルレシピ(笑)
http://mjktvampiremaster.diarynote.jp/201011070621059303/
現在私のリストに採用されているのは思考囲い4強迫3の7枚。まずはこの7枚に至った(Hymnとかを採用していない)理由について。
まずデュレス系とHymn系の比較。
・デュレス系
+相手のハンドを確認できる。
+1番嫌なカードを落とせる。
+軽い。
-後手だと威力半減。
-相手のハンドが全部強いと威力半減。
・Hymn系
+アドバンテージが取れる。
+土地も落とせる。(事故勝ちできる)
(+相手のハンドが強いほど威力up。)
-重い。
(-1番嫌なカードを落とせないことがある。)
まず分かるのは、どちらも手札破壊という行動を取っていながら、やっていることは全く異なるということ。
ここで私が後者を切った理由なのですが、実に単純明快、それはデメリット>メリットであるという結論に(自分の中で)至ったからです。
まずHymn系のメリットについて考えてみます。アドバンテージを取るというのは、カード1枚1枚の価値が大きいレガシーにおいて非常に強い行動に見えます。(実際弱くない)
この利点が活きない理由は、相手のアドバンテージ獲得手段>こっちのHymnの威力、という点に尽きます。スティル、首謀者、ローム、そして神ジェイス。(そしてエンチャントレス)
事故勝ちできるという利点は大きいですが、それを期待するならそこに特化するべきだと私は考えています。そうなると《Sinkhole》まで追加してハメパターンを増やしたくなります。
こういったEvaGreen寄りの構成は十分にポテンシャルが高く、勝ちを狙えるデッキタイプではあると思いますが、gdったときの無駄ツモが多くなってしまうのが私は怖かったので避けました。(独楽を増やせばドロー操作できるけどせっかく稼いだテンポを相殺してしまっては本末転倒)
デメリットは、本当にハンデスが欲しい相手(=コンボ)に対するキープ基準になりえないということが1番大きかったです。どこぞのなんちゃってANT使いに後手1KILLを2回かまされてからここは自分の中で不動になりましたw(そのころはまだミスチューあった頃ですが)
後は、このカラーはマナカーブ的に2マナ域が渋滞しすぎているという部分もあります。やっぱりこの手のデッキにとってもっさり感との戦いは至上命題と言っても過言ではないので、常に意識しなければならない部分です。
だから2マナハンデスが弱いかと言われたら、勿論そんなことはありません。
http://www.deckcheck.org/?x=8QRflGWV2M4iF31hlGRfia75k9iabE
GPコロンバスでBrad Nelson氏がTOP8にRocksで乗り込んだのも記憶に新しいです。このレシピでは、2マナハンデスの1番の強みを、複数枚相手に叩きつけることで最大限に活かす構成になっていますね。
しかも《モックス・ダイアモンド》を採用してデメリットの部分を緩和しているのも流石です。このモックスは色マナ供給かつパワーカードが持つ弱点であるテンポ系デッキのDazeに対しても効果があり、非常に素晴らしいチョイスだと思います。(ちなみに私はモックスがないので試せていませんw)
他には、単純にアドバンテージの回復手段を持たないデッキに対して2マナハンデスは強力ですし採用の可能性はいつでもあると思います。
じゃ1マナハンデスと2マナハンデス両方積めばよくね?
という思いに至る方も当然いらっしゃるでしょう。私自身も以前は両方採用したリストを回していました。囲い→Hymnはそれだけで勝った気分になれますからね。
ただ、そういった回りは本当に少なく、またそういった回りを期待して1マナハンデスも2マナハンデスもいっぱい積めやーという構築をしてしまうと、尋常じゃなくトップが弱くなります。
どっちのハンデスを撃つにしろ、その性質上相手のハンドがありかつ相手の立ち上がりを挫けるタイミング(=序盤)に撃たなければならないので、ある程度まとまった枚数を入れなくてはなりません。ですが上記の通りそれぞれの役割は異なるし、両方沢山入れると無駄ツモが増えてしまう。なのでメリットの部分が薄いと感じらた2マナハンデスを切って7デュレスに、というのが現在のレシピに至った経緯です。(これを言うためにすごい無駄に長い文章書いてしまった)
最後に、1番大事なのはハンデスだけではゲームに勝てないということです。(Rack置けばいいじゃんとか言わないで)
相手をいくら妨害しても、こちらがゲームに勝つための動きをしなければゲームには勝てません。ハンデスはあくまでこちらのアクションを強めるための動き、という意識を持って構築・プレイングした方がいいんじゃないかな、と。カウンターもハンデスも攻めに使った方が強い気がします。
さぁ突っこみどころいっぱいだよ!
これから書くことは実戦に基づいた部分もありますが、けっこう試せてない部分も多いんで鵜呑みにしてしまうのはお勧めしません。
むしろ実体験のある人のコメや、単純に突っこみ絶賛歓迎です。
では始まるよ!
クリーチャーの緑、除去の白、そしてハンデス等各種嫌がらせの黒で構成されるGWBカラーのこのデッキ。
実に様々なカードたちが採用候補となります。
その中で黒を使う理由とも言える手札破壊の選択について。
サンプルレシピ(笑)
http://mjktvampiremaster.diarynote.jp/201011070621059303/
現在私のリストに採用されているのは思考囲い4強迫3の7枚。まずはこの7枚に至った(Hymnとかを採用していない)理由について。
まずデュレス系とHymn系の比較。
・デュレス系
+相手のハンドを確認できる。
+1番嫌なカードを落とせる。
+軽い。
-後手だと威力半減。
-相手のハンドが全部強いと威力半減。
・Hymn系
+アドバンテージが取れる。
+土地も落とせる。(事故勝ちできる)
(+相手のハンドが強いほど威力up。)
-重い。
(-1番嫌なカードを落とせないことがある。)
まず分かるのは、どちらも手札破壊という行動を取っていながら、やっていることは全く異なるということ。
ここで私が後者を切った理由なのですが、実に単純明快、それはデメリット>メリットであるという結論に(自分の中で)至ったからです。
まずHymn系のメリットについて考えてみます。アドバンテージを取るというのは、カード1枚1枚の価値が大きいレガシーにおいて非常に強い行動に見えます。(実際弱くない)
この利点が活きない理由は、相手のアドバンテージ獲得手段>こっちのHymnの威力、という点に尽きます。スティル、首謀者、ローム、そして神ジェイス。(そしてエンチャントレス)
事故勝ちできるという利点は大きいですが、それを期待するならそこに特化するべきだと私は考えています。そうなると《Sinkhole》まで追加してハメパターンを増やしたくなります。
こういったEvaGreen寄りの構成は十分にポテンシャルが高く、勝ちを狙えるデッキタイプではあると思いますが、gdったときの無駄ツモが多くなってしまうのが私は怖かったので避けました。(独楽を増やせばドロー操作できるけどせっかく稼いだテンポを相殺してしまっては本末転倒)
デメリットは、本当にハンデスが欲しい相手(=コンボ)に対するキープ基準になりえないということが1番大きかったです。どこぞのなんちゃってANT使いに後手1KILLを2回かまされてからここは自分の中で不動になりましたw(そのころはまだミスチューあった頃ですが)
後は、このカラーはマナカーブ的に2マナ域が渋滞しすぎているという部分もあります。やっぱりこの手のデッキにとってもっさり感との戦いは至上命題と言っても過言ではないので、常に意識しなければならない部分です。
だから2マナハンデスが弱いかと言われたら、勿論そんなことはありません。
http://www.deckcheck.org/?x=8QRflGWV2M4iF31hlGRfia75k9iabE
GPコロンバスでBrad Nelson氏がTOP8にRocksで乗り込んだのも記憶に新しいです。このレシピでは、2マナハンデスの1番の強みを、複数枚相手に叩きつけることで最大限に活かす構成になっていますね。
しかも《モックス・ダイアモンド》を採用してデメリットの部分を緩和しているのも流石です。このモックスは色マナ供給かつパワーカードが持つ弱点であるテンポ系デッキのDazeに対しても効果があり、非常に素晴らしいチョイスだと思います。(ちなみに私はモックスがないので試せていませんw)
他には、単純にアドバンテージの回復手段を持たないデッキに対して2マナハンデスは強力ですし採用の可能性はいつでもあると思います。
じゃ1マナハンデスと2マナハンデス両方積めばよくね?
という思いに至る方も当然いらっしゃるでしょう。私自身も以前は両方採用したリストを回していました。囲い→Hymnはそれだけで勝った気分になれますからね。
ただ、そういった回りは本当に少なく、またそういった回りを期待して1マナハンデスも2マナハンデスもいっぱい積めやーという構築をしてしまうと、尋常じゃなくトップが弱くなります。
どっちのハンデスを撃つにしろ、その性質上相手のハンドがありかつ相手の立ち上がりを挫けるタイミング(=序盤)に撃たなければならないので、ある程度まとまった枚数を入れなくてはなりません。ですが上記の通りそれぞれの役割は異なるし、両方沢山入れると無駄ツモが増えてしまう。なのでメリットの部分が薄いと感じらた2マナハンデスを切って7デュレスに、というのが現在のレシピに至った経緯です。(これを言うためにすごい無駄に長い文章書いてしまった)
最後に、1番大事なのはハンデスだけではゲームに勝てないということです。(Rack置けばいいじゃんとか言わないで)
相手をいくら妨害しても、こちらがゲームに勝つための動きをしなければゲームには勝てません。ハンデスはあくまでこちらのアクションを強めるための動き、という意識を持って構築・プレイングした方がいいんじゃないかな、と。カウンターもハンデスも攻めに使った方が強い気がします。
さぁ突っこみどころいっぱいだよ!
コメント
むしろ次の日記の話題をピキュラのハンデス関連にしてVMさんや他の黒使いの方に振ろうと思っていたくらいだった^^
Hymnを抜くの思い切ったな~。
でも、実際ロックスだとピキュラよりもクリーチャー太いし、生物にマナ回せて返って良いバランスになってるのかもしれないですね。
後手に打つ2マナハンデスって何が相手でも重いですしね笑
黒は8デュレス+スモールポックスから始めてとても大好きなので、自分でも色々考察してみたいと思います。
ご意見頂くかもしれませんが宜しくお願いします^^
ダクリが積めるとまた違うんですけど、このカードも再序盤に引きたいのに後から引いたときの悲しみが半端なくてピキュラからJunkに浮気してしまいましたw
Hymn採用の見送りはマナベース的な問題もあるので、黒単に近いピキュラ等では十分に採用できると思います。
ピキュラだとハメゲーのパターンも増やしたいですしね。
>けんけんさん
こんな駄犬、いや駄文でも書いた甲斐がありました^^
(風邪っぴきだったのと、Hymn入れたパターンとか一通り作って一人回しして、どんなもんかと試していました。)
確かにHymnというカードを使う上で考える点は
+事故勝ち、ハンドアド
‐2マナ圏の渋滞、初手キープ判断にできない(↑の対ANT戦などのように、最序盤に相手のハンドが見れない)
の両天秤に掛けたときの取捨選択になりそうですね。
確かに最もHymnを活かすのであれば、それは相手の土地事故にも期待すべきデッキになるでしょうし、そうなればSinkholeやRitualも必要になりそうです。
(それはそれで、Hymn,Sinkhole、ボブ、タルモの16枚の2マナもどうなんだって話ですがw)
PT JUNKのように場のパーマネントコントロールに優れた中低速のデッキであれば、Hymnのアドを活かしきるうちに相手を仕留めきれないので、やっぱり7デュレスの方がマナカーブ的にも安定しそうですね。
考察ありがとうございました。非常に参考になりました。
オレみたいな綺麗な心の持ち主は仙台の煽り煽られ風潮の犠牲者だ・・・
(誘い受け)
VMさんとしては大切なことを教えてくれたそのアント使いの人に感謝感謝ですね♪^o^
2マナハンデスを使うタイプではモックスが強そうなので試してみたいですね。
しかしぶっぱできるのは当分先になりそうです。(経済的な意味で)
>けんけんさん
ん?
>昆布くん
法学者抱えたまま殺されるのはなんとも言えん虚無感に包まれたねw
今ANT強いと思うけどなー。最近勝ててるのは単純にコンボがいないお蔭だから増えて欲しくはないけどw
誰だお前は!